2026年6月30日火曜日

算数を数学に改名するのは混乱を招く

 さて,何が混乱なのか新聞では明らかではない。「考える力を鍛える」ためには,僕のかつての同僚が言っていたように,まずは基礎を覚えないといけない。それを応用することは次の段階だし,応用するにはその基礎を拡げておかないと無理だし,応用先を想像する能力も必要になる。小学校教育や大学の最初の 1 年半くらいの教育がそれに当たるのではないか。
 ところで,算数と数学に一貫性を持たせることは現状では不可能だ。例えば小学 2 年生の算数の掛け算には順序があり,「6人の子どもにあめを7こずつくばるとき,あめは何こいりますか」という問題の正解は「7x6=42」であり「6x7=42」は 0 点になるが,数学ではどちらも正解だ。また「3.9+4.1=8.0」も減点される。算数と数学の間には,倫理とか国語的な考え方とかが高い壁として存在しているらしい。