2014年2月8日土曜日

使わないものを新築物に設計する意味

    建築屋さんの考えは,少なくともここ数年の学内の建物を見る限り,ぼんくらな僕には理解できない。超越した芸術家なのだろうが,一般人が住む箱を芸術物にしてもらっても困るのはユーザー。使用性という限界状態設計法は建築には無いのであろうか。
    最近,ある建物がリニューアルされた。ドアには縦長の窓がついている。引越しが始まってほぼ一ヶ月で,かなりのその窓にブラインドやら目隠しプラスティック板などが貼り付けられた。もともとあった意味は廊下を明るくすることだったのだろうか。それなら曇りガラスでもいいのだが,実際は透明ガラスだった。我々の住む予定の建物もあと半年で完成するらしいが,予算の関係でドア周りのガラス窓は無くなったそうだ。よかった。