2011年10月9日日曜日

情報過多をどうしたらいいって?

情報というキーワードで大学が改組したりしたのは一昔前。頭に来たのは,文科省への概算要求のキーワードとして情報とか環境を使ったあと(もちろん,役所が掲げた看板を褒めないと損になるからだが)に,そういうキーワードそのものに対して,その役所の役人(トップに近い)が馬鹿にしたことである。先生達が打ち上げたくだらないキーワードだったとでも言いたいようだった。本当に頭に来ました。とはいえ,役人の中で最低レベルと言われる文科省役人の,さらにその下に配置されている教員は,ま,ゴミみたいなものなのでしょう。
さて,情報量ということに戻るが,これ,つまり情報を「絞る」研究はどのくらい進んでいるのだろう。junk が多すぎる。論文数で業績が左右されるものだから,論文数が増えているのは当たり前だが,出版される論文集も増えている。それだけ研究が進んでいるのかと思いきや,学生さんが探してくる論文にも junk が多すぎる。なんでこんな論文が出版されているのか疑問だと感じるものが,国際論文集にもたくさんある。つまり,単に数が増えただけではないのだろうか,というのが昨今の状況ではないか。TV やインターネットでの情報もたくさんすぎてどれが適切な(嘘じゃない)のか判断するのが難しくなってきている。
これからは,洗練された,目的意識が明確な,より少ない情報提供者が望まれる。これを客観的に選択するにはどうしたらいい?