最近知った。長年の慣習らしいが,なぜ問題視しないのだろう。一人が多数の内定をもらうことで他の生徒に悪影響があるなら,内定を出したあと2週以内くらいに諾否をとればいいだけで,大卒にはそういうことをしている企業はある。勤めていた大学学科では逆で,一社一人制度を原則にしていた。それは,採用後に同窓生同士での競争を避けさせるためだ。仕事のライバルは他大学卒の人間である方が,その者にも会社にもいいと考えている。大手でも旧帝大7校から毎年一人ずつ採用するわけじゃない。そこに同じ大学から複数名が応募しても意味が無いだろう。人手不足というのは大卒者ではなく高卒者だという印象を強く持っている。先日も友人と話していて,今一番困っているのは左官さん不足らしい。左官さんともなると中卒くらいから訓練した方がいいのかもしれないが,今の高校進学率は100%に近い。さらに無償化されるらしい。どうなる日本の技能職。