社会人(と僕らは呼ぶ)の方の論文で尋常じゃない苦痛をいただいている。特に考察のところでほぼ箇条書き相当の一文一段落の記述が続く。まだ完成していないなぁ,というより,目的が達成できているようには読めなかった。さて最近は,analytical study が数値解析による研究・検討なんだそうだ。じゃ,計算機を使わない定量的な研究を英語で何と呼ぶ積りなのだろう。社会人だけじゃない。この週に実施した修士学生による発表会でも多数見られた。ということは,そこの研究室の教員もそれを容認しているということだ。もう土木分野の日本語は乱れに乱れているようだ。前にも書いた「具体は・・・」というのも多い。ワードプロセサによる出力は醜く,また上記のようなことが原因で読むことが苦痛で,結局中身を理解できない日々が続く。僕の脳味噌の処理能力および国語能力が低いからなのだろうか。