以前,ある講義の宿題を成績に加味しないことを不満に思う学生さんがいることを書いたが,最近はどうやらそういった評価を常に受けたいらしい。特に自分のパフォーマンスが高い学生さんほどそう思うらしい。
僕が学部 2 年のとき(昭和48年)にも,学生数名ずつを土木の先生達(僕は中村良夫先生だった)が担当してくださっていたが,現在本学でも,面談学生を数名ずつ教授が担当している。そういった学生さん達との面談やその他種々の面談の機会があるのだが,一番嫌だと思うのは「自分が他の学生よりもよくやっていることを何故先生達は高く評価してくれないのか」という感想だ。やはり,高校までに相対評価を常に受けてきたからだろうか。いや,僕達の時代の方が,全校の成績上位 50 番までの氏名を毎月の試験後に,職員室の廊下に貼りだされて競争をあおられていたと思うのだが。昨今の学生さんは,他人に対する自分の評価が気になるらしいねぇ。そんなことどうでもいいじゃないかと僕らは思ってしまうのだがねぇ。