2014年4月19日土曜日

実験ノート・計算ノート

    使うことが当たり前なのだが・・・特に,計算機が蔓延してから(いやもっと前からかな),学生さんがノートに書かなくなっている。特に昨年度の修士の学生さんは,僕に出すものすべてが LaTeX 出力だった。信じられない。手書きの方がはるかに楽で間違いが無いのに。ある計算を僕の手書きで渡してから間違いに気づく始末である。そのあとは手書きを注文したが・・・この学生さんの結果は信じて論文を書くことにはしているが・・・心配でしょうがない。
    さらに昨今は,何か学生さんが書いたとしても,ミスコピー等の裏紙。どうして? 僕は指導教員からそんなことは指導されなかった。校費で買った研究室のレポート用紙の使用を許可された。僕も以前は研究室でもそうしてきたが,この 10 年は面倒で何もやってない。したがって,裏紙・・・だ。また,ボールペンとは指定されていなかったが,研究室の研究上では消しゴムは使用禁止である。間違ったページには赤で斜線を入れるのは当然である。日付を入れるのも当然だ。言っておくが,実験ではない。計算である。斜線を入れておかないと,また同じ間違いを犯すからである。消しゴムは研究上では不要だろう。プログラムを作るのも,ノートが最初なはず。頭で考えて作ったコードは間違いだらけだろうなぁ・・・自分のことを棚にあげると・・・
    それが就職した途端,ペンとノートを持ち始めます。