そんなことはあり得ないはず。なぜなら,指導教員が目を通す,加筆修正をするからだ。博士の学生であっても,学位論文くらいまでは,段落ごとに数箇所以上は修正が入ると思う。だから,あり得るコピペは,その指導教員が以前に書いた論文のコピーのみだ。それでも数行は続かないだろう。質の低い論文を書くのは,研究室そのものが成立していないのではないか。その研究室の教員も学生も全員がコピペしているんだろう。とんでもない研究室である。そもそも博士の学生であっても完璧な文章を書けるはずがない。しかもその成果を公表する場合には,指導した教員の責任も発生する。
最近いくつか社会人博士の論文を読むことがあった。著作権の認識が低い。また修士論文等でもかなり問題がある。他人の業績の引用が多すぎる。読んでない論文がリストにある(先日,森先生とお話ししたときにも,そのことが出たなぁ)。査読で回ってくる論文,特に社会人博士学生とおぼしき人の論文は非常に質が悪いし,論理が整ってないから中身が理解し難い(いや,僕の頭がパーなだけだった)。実は会社の技報のような文章がずらずら並んでいるだけ。指導教員は読まないのだろうか。僕に来た,その手の論文はすべて否になってしまいます。やってることはいいことなんだろうが,論文は駄目ってのが多すぎ!