2012年3月31日土曜日

携帯電話と孤独死

仮設住宅でまた老人の孤独死だそうだ。友人に聞いたら,固定電話が無い世帯が多く,確認・通報システムが携帯電話には対応しておらず・・・ということだそうだが,携帯をお持ちなら,僕がおやじにやってもらっていることをすれば,少なくとも一日以内の差で生存確認ができる。それは,簡単ボタン携帯で民生委員に一日一回か二回電話をさせることだ。ただし通話の必要は無く,2 コールくらいで切るだけ。一方民生委員の方は,携帯かあるいは固定ならナンバーディスプレーにする。これで,その日に生きていたかどうかは民生委員は確認できる。
問題は電話が来ないときだ。うちのおやじでやっちまったことは,おやじが電話を忘れた日に限って,お隣から「電気が夜になってもつかないよ」という電話連絡があったときだった。耳が遠くて補聴器をはずしていたから,電話をしても玄関ベルを鳴らしてもわからない。おやじのわがままで鍵を誰にも預けていなかった。そこで警察に玄関を破ってもらったところ・・・寝ていた。笑い話で済んだものの,どんなシステムでも不具合はある。おかげで,仙台から鹿児島の警察に電話する方法を学んだ。仙台の 110 番さんには迷惑をおかけしたが・・・その後,鍵を友人に預けることをおやじもようやく認めた。