そぉーかぁー。企業は大手も含めて,大学は勉強する場ではなく,そこで勉強以外に何をしたのかを重要視しているわけなんだ。だったら僕ら大学教員も,一部の勉強好きな学生以外は講義にも来なくていいことにして,あの 1/3 以上の欠席者は自動的に 60 点で合格させればいいし,4 年生も研究室に来ない学生の卒論は白紙に 60 点を与えればいいわけだ。それは教員側にもメリットがありそうだ。学生への丁寧な対応とか,大学に来ない学生の世話とか捜査とかしなくても済むなら,多くの先生の苦労が無くなりますねぇ。
しかも,何やら学歴フィルター(学歴ってのは,大学名とは無関係に大学卒なら高学歴者だと思っていたが,どうやらそうではないらしい)とかいうので,就活で一部の学生の面接すら一切せずに(手抜きをして),エントリーを事前に断ることもできるらしい。これは大学に導入してもいいシステムかもしれない。在学中の学期末ごとに,個々人の成績平均が 70 点未満の学生には学習達成度フィルターで全員退学してもらうというわけだ。米国のまともな大学では昔からやっていることだ。これをすれば,戦力外の 4 年生に無理やり卒論をやらせる必要もなくなるし,そういう学生の面倒をみる苦労も無くなる。しかも,この退学組はサークル活動やら学外のボランティア活動等,勉強以外に「力をいれたこと」をやっていたりするだろうから,3 月末だけじゃなく,9 月末にも企業は求人できることになる。しかもその退学組の「ガクチカ」には立派な業績が溜まっているとくる。これは大学にとっても企業にとっても win & win の関係を保てるのではないだろうか。きっと退学する学生の父兄も,就職できるなら退学をとがめないだろうしね。