2023年7月22日土曜日

自動車のカメラセンサーの位置

 TV CM を見たりして疑問に思っているんだが,なぜ,あのカメラはフロントガラスの内側だけにあるんだろう。なぜ,もっと前に無いのだろう。左右のヘッドライトの横にあれば,もっと確実だと思うんだが。また,追突対応のためにも,後ろにもセンサーをつけて警告音くらい出してくれてもいいと思う,このごろでした。

2023年7月4日火曜日

イノベーションなんとか

 研究が進んでいないらしい。で,分野を決めて・・・という相変わらずのことしか出てこない。なぜ論文数が少ないか。書く人が少ないから。優秀な教員はたくさんいるだろうが,そのアイデアを一緒に検討して結果を出す研究スタッフが他国に比べてはるかに少ない。文科省の資料にもそう書いてある。なぜ博士課程の学生が少ないのか。博士号を取得しても就職先が無いから。在学中の経済的支援が無いから。
 前者の解決法は全く思いつかない。例えば建設業の場合は学士・修士はウェルカムだが,大手でも博士は要らないとおっしゃる。学問上ではなく実務上の戦力にするまでに時間と金がかかるからだろう。
 後者は,他国の真似をすればいいのではないか。研究費から博士学生の授業料と生活費を出すことだ。いつくかの大学や学部では試みているらしいが全額ではなさそうだ。学振の特別研究員は金額的には非常に美味しいが,極めて門が狭い。もし博士号取得者でもいいから採用したいという企業なら,その学生の奨学金も使途に含めた上で研究費として大学に助成すればいい。大学推薦とか教授推薦ではなく,ある分野の博士号取得者の予約制度みたいなもの。科研費も S とか A くらいなら,一人の博士学生分くらいは出せるんじゃないだろうか。50 年前の米国 PhD 留学先にいた日本人はほとんどが RA だったよ。

名前・呼び方の問題なのか

 マイナンバーに抵抗がある国民はもはやいないようだ。問題はカード。某大臣が名前を変えればいいとか。名前を変えても,それに保険証・運転免許証・その他の機能を足せば足すほど危険が増える。だから米国人は social security number のカードは持ち歩かないし,機能も限定されている。いま政府がしたいことは,種々の情報の紐づけだろう。それをするのに何故カードが必要なのか理解できない。カードを作らなくても保険証とマイナンバーは紐づけされている(ミスが多数あるものの)し,税金関係もマイナンバーとの紐づけは既にされている。単に,省庁の縦割りを無くせば済むことなんじゃないか。多分一番やりたいことで達成できていないのは,銀行口座とマイナンバーの紐づけなんだろう。今は年金振り込み先だけになっているけど,本当は貯蓄口座も紐づけしたいのだろうなぁ。そういう本音の方をきちんと説明すべきじゃないのかねぇ。

2023年6月6日火曜日

今度は銀行口座

 健康保険証のカードへの登録ですぐにわかるように,保険証側にはマイナンバーが既に紐づけされていたわけだ。それをカードに後付けの紐づけをさせられたわけだ。銀行口座の場合,銀行にはマイナンバーを届けていないから,こんなことになったわけだ。氏名のカタカナ表示がどうこうという話じゃない。米国では social security number があるけど,カードは紙(写真も無い)で持ち出したりはしない。番号は脳みそに記憶されていて他人は誰も知らない。そして銀行口座は ss No. に紐づけされている。だからコロナ給付金も米国では簡単に配布できたんだったら,我が国も銀行側にマイナンバーを届けておけばいいだけだ。健康保険証番号も口座もカードに紐づけする必要は無かったわけなんだが。

2023年6月1日木曜日

大学は就職予備校か

 本日 6/1 が面接解禁だが,内定をもらっている学生がたくさんいることを問題にしているようだ。だが,大学では,そろそろ卒論や修論を始める時期だ。できれば 5 月の連休明けくらいには(順調な)就活は終わってもらっていないと,我々大学人にとっては困るんだが。同じように,就職説明なども,卒論や修論の発表が終わる 2 月中旬以降にして欲しいわけだ。つまり,学生が就活に集中できるメインの日程は 2 月中旬から 5 月の連休明けに限定して欲しい。・・・・と思っている大学教員は多いのではないだろうか。
 さて,今度はインターンシップ。土木分野では,もう 50 年以上前から学外実習といったような名称で,かつほぼ必修で実施していた「科目」だが,就活とは無関係だった。工学というのは社会にできるだけ早く役立つ成果を期待されているが,大学教育内容は基礎から始まるので,学生の頭の中ではなかなかそういう意識は生まれない。そこで現場に触れることで,大学での学びの意味と,将来への意欲を明確にして欲しい,というのが,このインターンシップ(学外実習)の意味だったわけだ。それが,来年度からはもう就職予備校のひとつの科目になる。しかも,我々のような,就活とは無関係な 1 ヶ月以上のものではなく,数日のような短期インターンシップ(現状で実際に行われている弊害の一つだ)の推奨に繋がっているようだ。もう大学は勉強する場ではなくなったんだろうなぁ。

カードには何も入ってない

 河野氏はそう言うが,カードを端末にかざしてパスワードを入れれば,個人情報は見られるわけだ。これはもう,カードに何が入っているかということで言い逃れするのは詭弁でしかないのではないだろうか。印鑑証明と住民票を一般の人が年に何回必要とするんだろう。40 年間で数回だったと思うのだが。持ち運ばないといけないカードにしない方が安全なだけではないのか。

2023年5月27日土曜日

元データに問題があったとは

 マイナンバーカードをもらって健康保険とリンクしようとすればすぐに気付くが,すでにマイナンバーと健康保険とは紐づけができている。なら,なぜそれをわざわざカードに記憶させてカードを保険証にしないといけないのか。銀行口座も単にマイナンバーと紐づけすればいいだけだ。米国の Social Security Number もそうなっていたと思うが,別にそれをカードに記憶させる必要はない。と,何度か書いたような記憶があるが,その元データが間違っていたなんて,誰も思ってもみなかっただろうねぇ。カードに記憶するときのエラーだけじゃなく,もう一段階前にもエラーが起きる可能性があったわけだ。そういうシステム設計が駄目なんだろうねぇ。日本は IT 技術分野では遅れていると言われているが,データ入力はそういう技術とは無関係だ。そうそう,6 円節約のためにカードを使うのだが,かかりつけの病院や薬局ならカードが使えるかどうか知っているが,初めて行く病院の場合は,結局しばらくは両方とも持参しないといけない。差額 6 円は,すべての病院・薬局で使えるようになってからでいいんじゃないの?

2023年4月15日土曜日

マイナンバーカード

 保険証のことで知らぬ間に罰金 6 円が課せられることが決まったらしいので取得してみた。なんとまた 4 桁の方のパスワードでアクセスできる。それを紙に書いて保管しろと書いてある。ということは,少なくともカードとその紙を盗めば閲覧はできる点で,security は ATM カード程度に過ぎないわけで,年収やら生活レベルはすぐに他人に知られることになる。宣伝している高度な security というの,そこから先に行けないということか。でも印鑑証明書等も発行できるね。それを悪用することは容易にできるわけだ。ま,持ち歩かないようにして,パスワードを書いた紙をなんとか処理しておけばいいか。4 桁の方なら覚えられるし。

2023年4月11日火曜日

インターンシップは就活なのか

 就職協定で,ある専門職なら「大学4年になる直前の春休み以降に2週間以上のインターンシップを行うことを条件に、3月から選考する」ようになるらしい。インターンシップが 2 週以上なのはいいのだが,就職志望先だけでインターンシップをすることがいいことなんだろうか。土木系では昔から 3 年生の夏休みに一ヶ月程度のインターンシップ(昔は学外実習というような名称)を実施していたと思う。しかもこれは就職志望先とは限らなかった。また修士進学したら 1 年生の夏休みにもまた違う企業や地方自治体でインターンシップができた。複数の企業の現場を知ることは就職を検討するときのいい刺激にはなると思っている。が,今回の協定変更案は,いわば企業内研修の前倒しな上に全員は採用しないわけだ。企業にとっては手間が増えるが,じっくり人間を見て判定できるメリットがあるということなんだろうか。最近 TV に出るようなぢ大学教員が口にするのは,学生が短期のインターンシップに行って大学に来ないという愚痴。そういう短期の,学期中のインターンシップは禁止すべきではないのかと思っていたが,それはそれで温存するんだろうなぁ。大学は何をする場なんだろう。

2023年4月10日月曜日

中堅の先生たちも疲弊している

 久しぶりに後輩の先生たちと会った。相変わらずの文科省からの改革提案等には,今もまだ疲弊しておられるようだ。静かに研究させてくれないかなぁーというのが本音のようだ。業界の常識を大学という機関に当てはめるのは,そろそろ止めて欲しいものだ。なんでこう毎年,しょっちゅう,来年はどうするか,どうやって「利益」を上げるのか・・・そんなこと大学に必要?????