国内(北国)で開催された国際会議に出た。今回は発表無し。前回の国内(中部)国際会議では発表した。ここ数年間に参加した海外(加と米)国際会議と比較してみる。ちなみに自慢。前回(中部)の国内発表の発音は褒められた。まず,海外でのネィティブによる発表は聞き易い。中身はわからなくても,言っていることは(半分くらいは)わかる。映画と同じくらいだ。我々の発表では,図表や式があるからかもしれないが。
さて,海外経験のある教員のスピーチは,アジア各国からのスピーチ程度のストレスで聞くことができるが,その数はかなり少ない。きっと経験が少ないと思われる教員のスピーチにはイライラするのである。世界的に著名と思われる(フロアで外国人とスムーズに会話をしている)教員の一部によるスピーチも実は同様にイライラするのである。「アー」なのか動詞の `are' なのか,聞いているうちにイライラして中身に集中できない。また,発表は原稿があるだろうから一応スムーズではあるが,質疑になると同じキーワード(自分が主張したいことを代表する単語)を連呼する。文章になっていない。質問を聞き取れない(のは,僕も同じだ。半分くらいは僕はわかるが・・・)。仕事として英語を使う必要がある教員ですらそうだ。一般的にはかなり困難(もちろん個性に大きく依存するが)だろう。小学校で英語の時間に固まって泣き出しそうな子供もいると聞く。体が受け付けないのだろう。
2013年9月14日土曜日
2013年9月7日土曜日
LED は電力を消費しないのか?
よくわからんのだが,個人宅での電力消費は控えなさいという大々的なアナウンスをしている一方で,光のトンネルとか,鉄塔のライトアップとか,無駄なことを続けている。どうしてこういう矛盾したことを国はしているのか教えて欲しいものだ。頭の悪い熊には理解できないでいる。治安を守れる最小限の街路灯さえあれば,夜間,残りの光は不要であろう。消せば星も綺麗に見えるのは,震災二日目の夜に体験した。
本物のサマータイム(エネルギセィビングタイム)を導入して 8 時まで戸外でスポーツができるようにし,そのあとは自宅に戻ってビールを飲んで寝る! ただし,仕事も 5 時でやめる! 僕のように・・・
本物のサマータイム(エネルギセィビングタイム)を導入して 8 時まで戸外でスポーツができるようにし,そのあとは自宅に戻ってビールを飲んで寝る! ただし,仕事も 5 時でやめる! 僕のように・・・
2013年8月25日日曜日
カレーとステーキはビーフ
某弁当屋さんの TV CM で「ビーフステーキ弁当」というのがある。これがアメリカ人にはおかしいらしいのだ。かの地では,ビーフ以外のステーキは存在しないとのこと。真偽の程はわからないが,学生のときにそう説明された。ま,西日本でカレーといえば牛肉が当たり前というのと同じかな。またこの弁当のビーフ,ステーキと呼ぶにはペラペラだ。高いからか・・・
和牛って高いよねぇ。そして輸入ものはたいていは堅くて筋がある。ところが米国で廉く買えるビーフはそんなに堅くないものもある。やはり和牛を優遇するためにわざとこうなっているんだろうか。そうそう T ボーンステーキの部位は輸入できないと聞いたが本当だろうか。あれは廉くてうまい部位だったねぇ。
和牛って高いよねぇ。そして輸入ものはたいていは堅くて筋がある。ところが米国で廉く買えるビーフはそんなに堅くないものもある。やはり和牛を優遇するためにわざとこうなっているんだろうか。そうそう T ボーンステーキの部位は輸入できないと聞いたが本当だろうか。あれは廉くてうまい部位だったねぇ。
2013年8月17日土曜日
高校野球の応援
ながら族は試合はほとんど見ていない。が,なぜ,応援のブラスバンドはどの高校も同じような曲を演奏しているんだろう。しかも毎年同じような気がする。バンド以外も声を出せるような選曲なのかもしれない。でも演奏する側としては,もっと面白い曲を,他校が使わない曲を,強い印象を残すような曲を使いたいのではないんだろうか。ま,目的は演奏ではないから仕方がないのかなぁ。
2013年8月11日日曜日
大学人に倫理審査を
論文捏造やら研究費不正使用やらで,ある外部資金ばら撒き組織が,申請者に試験をするらしい。うぅーむ。
僕の研究室の助教授人事面接で,ある先生が「4000 万円の研究費が当ったらどのようにしますか?」と,アホな質問をした。当人は困っていた。だってあなた,百万円以上の研究資金なんて非現実的な状況にいるのだから。僕自身もこの質問には「はぁー?」としか発言できそうもない。1000 万以上の研究費を持っている大学人の半数を僕は信用していない。そして,そういった額をばら撒く組織の能力(誰にいくらばら撒くかを決める能力)もあまり信用していない。できない。非常識な大学人の中に,前にも書いたが下品な教員が増えてきたように感ずる。その下品な人だけを試験すれば済むことだが。
僕の研究室の助教授人事面接で,ある先生が「4000 万円の研究費が当ったらどのようにしますか?」と,アホな質問をした。当人は困っていた。だってあなた,百万円以上の研究資金なんて非現実的な状況にいるのだから。僕自身もこの質問には「はぁー?」としか発言できそうもない。1000 万以上の研究費を持っている大学人の半数を僕は信用していない。そして,そういった額をばら撒く組織の能力(誰にいくらばら撒くかを決める能力)もあまり信用していない。できない。非常識な大学人の中に,前にも書いたが下品な教員が増えてきたように感ずる。その下品な人だけを試験すれば済むことだが。
2013年8月3日土曜日
テケテケテケテケ・トテチトター
ビールの CM で,ギターの高音から低音へのエアー(というのかな)演技で,女優さんの左手が逆向きに動く。オーケストラの少女という有名な映画がある。トロンボーンで例えばトテチトター(最後が高音)というところで,次第に手を伸ばす場面がある。これも逆向きである。振動管や振動弦が長くなれば低音になるはずだから逆なのである。
後者は学生時代にお世話になった方に教えてもらったことであるが,ビールの CM はごく最近のことである。はなやかな雰囲気のために,心情的には逆に感じているのだろうというのが,後者に対するそのお世話になった方の解説だった。先入観というのはおもしろいものである。
後者は学生時代にお世話になった方に教えてもらったことであるが,ビールの CM はごく最近のことである。はなやかな雰囲気のために,心情的には逆に感じているのだろうというのが,後者に対するそのお世話になった方の解説だった。先入観というのはおもしろいものである。
2013年7月28日日曜日
安全率をご存知ですか
土木でこれを知らない 3 年生はモグリである。設計の重要な概念だからだ。例えばあと 1 科目単位を取らないと卒業できないとき,あなたなら何科目を受講して試験を受けますか。ま,普通は 3 科目くらいでしょうね。必要数の 3 倍を余裕として受講する。この 3 倍が安全率だ。しかしである。実際にはそうしない学生さんもいる。
また,僕の講義は宿題が 5~6 個あって,試験も 2 回している。試験結果の 80% と宿題の 20% で成績をつける。試験を 2 回受けた場合は,高い方の成績を報告する。がしかしである。試験を 1 回しか受けない学生がいる。また宿題を一つも出さない学生は毎年一人二人いる。半分以上出さないのも数名はいる。そして,そういう学生さんはたいてい試験もできない。当然だろう。宿題で手を動かさないと理解できないのに,それをさぼっておいて,一夜漬けで何ができるというのだろう。カンニングペーパーも 1 枚持ち込みしているにもかかわらずである。高校のときは成績が良かったかもしれないが,大学の試験には「教えていない」課題が出される。つまり応用問題である。僕自身の経験でも,いくつか経験したいい試験では「そうかぁ。授業でやってたことはこういうことだったのかぁ」と,そこで初めて理解が深まるものもあった。とてもいい試験問題だったということであり,僕にはそういう良問は作れそうもない。
というわけで,試験で合格点ちょっと下の学生さんが「何とかならないか」と来ることがあるが,宿題を一つも出していない学生さんが,カンニングペーパー付きの 2 回の試験で合格できないのであるからして,それはもはや実力だろう。
図は 5 年間の「宿題の得点と期末試験の得点との関係」である。合格率は短期留学生を含めると 82.7%(日本人だけだと 80.8%),合格者中 90 点以上が 33.0%(日本人だけだと 28.9%)となった。再履修者を除くと,宿題を出さないで合格することはかなり困難であることがわかる。この図はちょっと面白い。他人の宿題をコピーしたかもしれない学生がいるだろう。逆に宿題は出さずに好成績を取る学生も少しはいる。宿題の点数で合格した学生らしい集団もある。ま,宿題を自力でちゃんと解いただろう 70% くらいの学生は好成績で合格するらしい。そして,海外の学生(半数が US だったと思う)の 3 年生の方が日本人よりも好成績である。
また,僕の講義は宿題が 5~6 個あって,試験も 2 回している。試験結果の 80% と宿題の 20% で成績をつける。試験を 2 回受けた場合は,高い方の成績を報告する。がしかしである。試験を 1 回しか受けない学生がいる。また宿題を一つも出さない学生は毎年一人二人いる。半分以上出さないのも数名はいる。そして,そういう学生さんはたいてい試験もできない。当然だろう。宿題で手を動かさないと理解できないのに,それをさぼっておいて,一夜漬けで何ができるというのだろう。カンニングペーパーも 1 枚持ち込みしているにもかかわらずである。高校のときは成績が良かったかもしれないが,大学の試験には「教えていない」課題が出される。つまり応用問題である。僕自身の経験でも,いくつか経験したいい試験では「そうかぁ。授業でやってたことはこういうことだったのかぁ」と,そこで初めて理解が深まるものもあった。とてもいい試験問題だったということであり,僕にはそういう良問は作れそうもない。
というわけで,試験で合格点ちょっと下の学生さんが「何とかならないか」と来ることがあるが,宿題を一つも出していない学生さんが,カンニングペーパー付きの 2 回の試験で合格できないのであるからして,それはもはや実力だろう。
図は 5 年間の「宿題の得点と期末試験の得点との関係」である。合格率は短期留学生を含めると 82.7%(日本人だけだと 80.8%),合格者中 90 点以上が 33.0%(日本人だけだと 28.9%)となった。再履修者を除くと,宿題を出さないで合格することはかなり困難であることがわかる。この図はちょっと面白い。他人の宿題をコピーしたかもしれない学生がいるだろう。逆に宿題は出さずに好成績を取る学生も少しはいる。宿題の点数で合格した学生らしい集団もある。ま,宿題を自力でちゃんと解いただろう 70% くらいの学生は好成績で合格するらしい。そして,海外の学生(半数が US だったと思う)の 3 年生の方が日本人よりも好成績である。
2013年7月21日日曜日
なんでもありアニメと CG
映画でアニメや CG が嫌いなことは以前書いた。最近有名なアニメの予告篇を何度も見せられた。「*立ちぬ」というものだが,VTOL が出てくるのである。ゼロ戦の著名な設計者にも関係した映画だそうだが,VTOL なのである。本篇を見ていないからどういう場面のことなのか(2013/11 追記:映画を観た友人の話によると夢の中のシーンらしい・・・その友人,この手の映画ファンだそうだが She said she did NOT but it...)わからないから,何とも言い難いが,やはり気持ちが悪かった。特に何度も見せられるので・・・
堀越さんのことは,中学生くらいのときに本で読んで感動したなぁ。何と当時の資材不足のために,操縦系統のリンク材料にケーブルを使ったことがかえってゼロ戦の動きを効果的にしたというのだった。ゼロ戦が恐れられた動きをする原因が,資材不足なのである。ものづくりがいかに面白いかということを感じたときだったと思う。
堀越さんのことは,中学生くらいのときに本で読んで感動したなぁ。何と当時の資材不足のために,操縦系統のリンク材料にケーブルを使ったことがかえってゼロ戦の動きを効果的にしたというのだった。ゼロ戦が恐れられた動きをする原因が,資材不足なのである。ものづくりがいかに面白いかということを感じたときだったと思う。
2013年7月14日日曜日
科学・技術が好き?
またぞろ UP である。No.489 (2013) である。「科学技術をめぐる専門用語への招待」という森村氏という方の連載である。英訳は `Terminology around Technology' だ。どうやらこの方は UP No.466 (2011) の「たかがナカグロ,されどナカグロ」by 須藤靖先生をお読みではないようだ。日本語にはあまり細かいこだわりの無い方なのであろう。あるいは須藤先生への反論か。これから連載らしい。どうやら「英語」と「工学英語」には明確な差異があるらしい。Liz はどう思うかしらん・・・おっと内輪ネタ。
そういえば,僕の本棚にも「科学論文の英語云々」とか「科学英語論文の・・・」とか「理科系のための英文・・・」とか並んでいる。しかし,本多勝一氏のは「日本語の作文技術」だ。ジャーナリズムと理科系の日本語は同じとも読める。確かに目的は全く同じだ。なのに昨今,英語については「工学英語」のような形容詞付き語学があるのは何故? そうそう,「工学倫理」というのもある。「一般倫理」とは異なるのであろう。debate とかいう訳のわからない関門を通るのが形容詞付き倫理や英語であり,唯一解があるのが一般なのかもしれないなぁ。だがどこかおかしくないか? ま,この森本氏の連載を読んでみることにしよう。
そういえば,僕の本棚にも「科学論文の英語云々」とか「科学英語論文の・・・」とか「理科系のための英文・・・」とか並んでいる。しかし,本多勝一氏のは「日本語の作文技術」だ。ジャーナリズムと理科系の日本語は同じとも読める。確かに目的は全く同じだ。なのに昨今,英語については「工学英語」のような形容詞付き語学があるのは何故? そうそう,「工学倫理」というのもある。「一般倫理」とは異なるのであろう。debate とかいう訳のわからない関門を通るのが形容詞付き倫理や英語であり,唯一解があるのが一般なのかもしれないなぁ。だがどこかおかしくないか? ま,この森本氏の連載を読んでみることにしよう。
2013年7月7日日曜日
博士の末は・・・ホームレス?
さて大学は文科省から圧力を受けていて,博士課程学生の充足率を上げるように言われている。しかし博士様たちには就職先があまり無い。この役所の人達は足し算と引き算ができないのではないだろうか。入れたら出てくる。心太突きみたいな組織が学校だ。ただ特に最近の大学は,入り口には抵抗は無い(全入)が出口にはある程度の抵抗がある(足りないとされているが)が,その抵抗の原因はたいていは学生本人だ。しかし大学院博士課程の場合,出口がもっと詰まっているってことを役所は知らないかあるいは見ないようだ。これは本人たちには原因はあまりない。行き先が無いのである。だから賢い学生さんであればあるほど,よほど覚悟を持って教育・研究に興味が無い限り,修士で就職する。こちらも博士課程まで行くような指導は積極的にはできないのが現状だ。
で,大学はこの圧力を,社会人とか留学生で霧消しようとせざるを得ない。否,しなくてもいいのだが,させられている。僕はしていない。そんなに付き合いが広くないし,社会人が飛びつくテーマでもない(基礎力学)し,留学生と英語をしゃべるのはもう疲れたし嫌だ。そして社会人博士の審査会の内容は低調だ。そりゃそうだろう。3 年やそこらでは研究というレベル(学問としての)にまではなかなか上げられない。留学生も一部はレベルを下げざるを得ないとも聞こえてくる。税金でなぜ留学生を育てなければならんのだろうねぇ。論文をたくさん出せだの,博士をたくさん出せだの,思慮の無い圧力しか大学には存在していない。そして,大学人も「論文・論文」と念仏を唱えている。どこかおかしい。
で,大学はこの圧力を,社会人とか留学生で霧消しようとせざるを得ない。否,しなくてもいいのだが,させられている。僕はしていない。そんなに付き合いが広くないし,社会人が飛びつくテーマでもない(基礎力学)し,留学生と英語をしゃべるのはもう疲れたし嫌だ。そして社会人博士の審査会の内容は低調だ。そりゃそうだろう。3 年やそこらでは研究というレベル(学問としての)にまではなかなか上げられない。留学生も一部はレベルを下げざるを得ないとも聞こえてくる。税金でなぜ留学生を育てなければならんのだろうねぇ。論文をたくさん出せだの,博士をたくさん出せだの,思慮の無い圧力しか大学には存在していない。そして,大学人も「論文・論文」と念仏を唱えている。どこかおかしい。
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