2013年5月4日土曜日

大きな空は有難し

米国留学中に図書司書さんだったと思うが,日本語の「ありがとう」とポルトガル語の「オブリガード」は同じだとかいった論理を説明してくれた。英語での会話だったこともあり全く理解しなかったのであるが(呵呵),もちろん,まさか! である。ネットを眺めてみたところ,どうやらオハイオで言われている説らしい。そうそう,中西部の人たちの中には,くしゃみをした人に `God bless you!' ではなく `Gesundheit' と言ってくれる人がいる。そして,これが英語だと信じているらしいという,面白い説もある。
さて,ピアソラのタンゴに「ブエノスアイレスのマリア」という,とてもいい曲がある。あのクレメル達が復活させた曲なんだそうだ。その途中の歌詞に「でかい空」と聞こえる部分がある。どういう意味なんでしょうねぇ。ちなみに,以前も書いたかもしれないが,スペイン語で `See you tomorrow!' は「あした間に合わない!」だ。

2013年4月27日土曜日

ビールとサンドウィッチ

ビールを真似たノンアルコール飲料の TV CM に若いゴルファが出てくる。最初,何を注文しているのか聞こえなかったが,それを飲みながらサンドウィッチ!
ま,人それぞれかもしれませんけどね。合わないねぇ。清酒熱燗を飲みながら,熱々の黄な粉ご飯を頬張るようなものかな。ちと気持ちが悪い。なんでサンドウィッチなんだかわからんねぇ。ゴルフ場の食堂には,他には合うものが無いのであろうか。行ったことが無いからわからん。昔,東海道新幹線車内で,オレンジジュースを飲みながら鰻弁当を食べている気持ちの悪い人がいましたね。きっと,両方が大好きなんだろうなぁ。

2013年4月21日日曜日

未知の活断層

地質屋が責任を持つべきか,我々土木屋か,わからんけど,わかっている活断層はほんのちょっとだという宣伝がどうしてできないのだろう。祖父母の顔を眺めてみましょう。しわがどこに何本ありますかねぇ。地球は何歳なんでしたっけ。何度くらい地中の変動が起こっていますかねぇ。そんなものです。自然を相手にして,地震やら地殻変動がセンサーでわかるようになるのは 24 世紀です。しかもそれは期待値であって,ワープ航法を発見できる程の技術力を身に付けない限り,それはもっと後になるわけですよ。呵呵

2013年4月14日日曜日

頭の悪い TV ニュース

そうそう,一票の格差の話である改善案が出ている。某 TV ニュースを仕方なく眺めていたら「この改善案を採択しても,もはや機能しない。なぜなら原発事故および津波の被災地区の人口を・・・」アホじゃ。その被災地区は人口がいくら少なくなっても,今回の事故を論じる積もりなら,その地区代表の議員数を人口比率で決めることすら現状では認められないはず。
別のある番組で,アホが堂々と TV バラェティに出演している罪のことを話していたが,ニュースも同じで地に堕ちてしまったのではないですかねぇ。見るに堪えられる番組が無くなってしまった。

2013年4月7日日曜日

モデルハウス

先月書いた標記の CM にようやく再会できた。「モデルハウスでしか味わえないすばらしさ」のようだ。うぅーむ。やはり,完成したあかつきには住み難くなるということらしい。入学前後の大学に対する感想の変化と同じということか・・・

2013年3月31日日曜日

ユトリーマン・ユトリーヌ

久しぶりに学外見学を 2 名の教員で引率した。45 名(途中から 44 名)の 3 年生の貸し切りバス見学旅行二泊三日である。お子様達のお世話である。まず初日の車中で,きびきびと動くように指示。が,バスから降りるのもバラバラゆっくり。現地に着くとまずトイレに並ぶ(小学生がそうなんだそうだ)。現場の説明会が一向に始められない。そして始まった途端に居眠り多数。30 分の説明を我慢できない。そして見学が終わるとまたトイレに行列。大半が既にバスで待っていて,バスの乗り口には誰も並んでないのに,トイレからはゆっくりと,本当にゆっくりと堂々と歩いていらっしゃいます。複数のときは会話を楽しみながらゆっくりと・・・で,バスに乗ってもスミマセンすら無くシートへと沈むのである。そして移動中は熟睡だ。途中に見える土木構造物のことなど気にすらならないらしい。
バス乗降時に運転手さんに挨拶する学生さんは半分くらいはいますが,一番前に座っている僕に朝挨拶するのは 2 割もいません。バスの中でのゴミ集めも僕の仕事。現場の方々が説明のために乗車してきたときに,移動して補助椅子に座るのも僕。ま,そんなものですかね。

2013年3月24日日曜日

外国製試験で大学受験資格を

自*党のまたぞろ教育を不毛に論ずる部会で TOEFL を大学入試受験資格にすることを決めた。本末転倒というよりも,一体何を考えているのやら・・・牛の糞である。きっと,米国からの圧力で New Jersey の会社に受験生家族からの金を捨てさせるのであろう。レポートを日本語でまともには書けない教育しかしてこない制度の上に,この外国製試験による資格試験を課すというのであるから,あきれてしまう。センター入試は資格試験ではないと言い切っている政府がである。
記事には,国内の大学院入試でも義務付けられているところもあると書いてあるが,これはそもそも僕は反対してきたことだ。自分達で自分達の基準で問題を作って採点することができない大学が,なんぼのもんや! というのが主張だが,確かに問題を公表しなければならない現状で,間違いの無い良問を我々素人が出すことには不安があるのも事実だ。しかし,大学院入試と外国製試験を使うこととは直接はつながらないことである。大学院入試では資格としてではなく英語科目の点数として採用しているに過ぎない。
また記事には,英語で意思疎通できない日本人が多いことを問題視しているが,日本語でも意思疎通が困難なのは,もう40年以上も前からだが一向に直らない。卒論の第一稿に学生が書いた文章は,ほぼ 100% 最終稿には残らない。そこには目をつぶって愚弄罵詈ゼーションか。

2013年3月17日日曜日

ぢざかな?

朝*新聞の記事題目と本文中に「地魚」という文字があった。「地ビール」にも抵抗は若干感じるが,ま,「地鶏」等はまともなものなのかもしれない。が,魚はどうなんだ。鹿児島の「きびなご」はもしかしたらそうかもしれないが,湾内は回遊しているらしいし,もしかしたら他県では食べないから獲らなかっただけかもしれない。プールのおばちゃんも「どこで育ったかわからん魚にそういう言い方は無いんじゃないの」であったよ。記事曰く「地元で『ゲタ』と呼ぶシタビラメ」とある。では種類ではなく,獲れた港を「地」とするのか。その『ゲタ』とやらは,他所で生まれて引越ししてその港の縄張りで成長しただけということは無いのだろうか。よくわからん。その周辺の文化で食べられてきていて,その港周辺でよく取引されるものを,何も「地」と付けてしまう必要・必然性は無いのではないか。新鮮ならそれでいいはず。
僕の地元はどこか? 獲れたのは福岡だが,育てられたのは鹿児島だ。最も長く居住しているのは宮城だ。どこが「地」なのだろう?

2013年3月10日日曜日

やきんはメタラジー

わが専攻から工学研究科全体教授会に出した人事資料に「治金」という文字がありましたよ。冶金の先生から鋭い質問が出ましたが,なんと大学の人事記録も間違っておったようで,恥ずかしい話です。鋼のことを授業で教えているので,僕の学生は「さんずい」ではないことは覚えてくれているはずなんですが。
と,教授会のそのさなかにガヤガヤしていたところ,僕の周りの土木・建築の教授の数名が「えぇー!にすいなの?たった今まで(ほぼ 50 年以上)知らんかったぁ」とのたまわったのですよ。ま,そんなものですかね。
で,内職のように隣の先生が PC で確認したところ,この「冶」には「なまめかしい」という読みもあるそうな。ふぅーん!? なまめかしい金!ねぇ・・・

2013年3月3日日曜日

オルガンってすごい

マリ・クレール・アランが亡くなったようだ。あの小さめの体(に,ステージ上では見えるのだが)でものすごい演奏をするのを池袋で聴いた。古典・近代の二種類のオルガンが裏表にあるってのも驚いたが,彼女の演奏はもう何と言うか・・・何も言えないものだった。初めてのオルガンであったこともあるが,レコード(あれ?)では実感できないような圧倒的な音色であった。ところで近頃,バン・クライバーンとか深町純(あれ?)とか,中心的な存在の大物が鬼籍に入ってしまうことが多いように感ずるが,この世界に何か起こるのか,それともそういうめぐり合わせなんだろうか。